ふたり芝居なのは知っていたので、90分くらいかな?と高を括っていたら、冒頭の挨拶で演出の蓬莱さんが
「2時間半なのでおトイレに行く方は待っていますのでおすませ下さい」
やってくれた!やはり風斜は『キャストがふたりであろうとお芝居は2時間半以上しか認めないぞ』的な脚本選びなのか!
そして若い男性ふたりの息もつかない会話劇。
そのセリフ量、しかも難解なセリフの応酬。
今回も圧倒されました。この集団の演劇バカっぷりに。
若くもなくプロでもないのにここに突っ込んでいける事を尊敬します。
「遠いのに雨の中なのにすみません」と蓬莱さんご夫婦に何度も頭を下げられ、ひどく恐縮してしまいました。
三宮KCスタジオ
兵庫劇団協議会割引価格700円お得すぎました。
この台本が日本で上演されたのは、この風斜さんがはじめてだと、後説でキャストが話してくれました。
お二人の今後の自信につながるのは間違いないと思います。うらやましくもあります。わたしはこのセリフ量を覚える自信が正直ありませんから。
一度聞いただけでは哲学的で難しい内容でしたが、狭い空間なので観客も本気でお芝居と向き合いました。
これぞ小劇場演劇!なのかな?毎回『なんか知らんけど楽しかった』と思うので、ついついまた観たくなる劇団です。