先日、姫路駅前までの大きな通り『大手前道り』を自転車に乗っていた。
大きな信号機で待っていると、向こうから突然知り合いが現れた。
劇団の先輩で先に退団している。近況報告しようとしたら、わたしの事情を良くご存知だった。
「田中先生のご自宅でマンツーマンで朗読を教えてもらってるんだけど、一緒にやらない?」
田中先生とは劇団の朗読講座の先生で、もとは先輩の知り合いで、劇団で朗読を教える事になったらしい。
わたしは劇団を辞めてからも、朗読のお勉強は続けたいと思っていたので、ぜひにとお願いした。
しかも月曜日の昼間なのだ。
月曜日はホットヨガはないし、編み編みクラブもない。できたら月曜日に何か用事が欲しかったので、月曜日と聞いて2度驚いた。
劇団の頃はメールでやり取りをしていたので、LINEさえ繋がっていなかった先輩からのお誘い。
先輩に一緒に歌をやらないかと誘われていた友人。久しぶりに聞く名前。でも音楽は苦手なわたしには関係のないお話し。
先輩は演劇よりも歌の方に興味があるのかと思った1週間後くらいの出来事だった。
交差点でキョロキョロしてみてね。きっと会いたい人が耳寄りな話をお土産にして、突然現れるから。