日に日に弱る主人の訪問診療がはじまった。
薬の管理、食事の管理、水分の管理、衛生など事細かに指導される。
ひとりの人間の命を預かっている。
日曜日、もうどこにも出かけることができない。
そしてデイサービスもない。
日曜日はふたりきりで一日過ごす。
預かっている命を守る責任感は、果たしてこの選択で良かったのかと迷う時もある。
なかなかうまくいかない排泄で濡れた衣服の着替え。
それでも、まだ良く食べてくれる。自分では上手に食べられなくなったが、スプーンで口に運ぶと上手に食べる。
笑顔にほっとする。
今日はきっと明日より少し元気な1日。
だから良く食べてくれる事に感謝する。