『12人の優しい日本人』 - メジャーデビューまでの道（はてなブログ）

オンラインで三谷幸喜さんの作品を、プロの役者さんたちが朗読劇で観せてくれました。

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本日無料でYouTubeで公開されました。

前半14時〜15時、後半18時〜19時と1時間ずつ。

何日も前から注目し、何か演劇の新しい可能性が見える事を楽しみにしていました。

まず台本がとても面白くて、この企画でも十分楽しめました。

もちろんテレビなどでお馴染みの役者さんたちですから、見応えがありました。

でも、やはりオンラインでのタイムラグなのか、慣れないシステムのせいなのか、間延びしているというか、テンポが悪かったです。

これは自分達もzoomでお稽古した時に感じました。

それから、台本をチラチラ見るのが、顔が見えて演技をしている分気になりました。

早急にこの企画を立ち上げた勇気と行動力に感謝しつつあえて言えばですが。

これは、まだオンライン演劇をどう位置付けたらいいのか、視聴者としてわたしが戸惑っているからです。

朗読のようにガッツリ声だけの演技をして欲しかったわけではありません。

これをお芝居のようにきちんとセリフを入れてやったら、もっと良かったです。

それから、画面はほぼ12人の顔がズラっと並んでいて、セリフを言う人だけ、緑の線で囲まれます。

前半と後半で12人の並ぶ位置が違っているのが、気になりました。

でも、これが生配信、ライブである事にとても価値を感じました。

今回は背景も、おおむね自宅がそのまま映っていて、それも作品に集中できない要素でした。

それで答えがわかりました。

今後は、リアルタイムで、動画を瞬時に編集する技術を持った演出家が必要です。

コンサートのライブ映像を作るくらいのクオリティで。

それがどんなに大変かはわからないから、言える事です。希望です。

発言者のアップがあったり、全員のリアクションが見えたり、小道具の手元が映ったら面白いです。

三谷幸喜さんのすばらしい作品と、今回のすばらしい役者さんたちで、もっと時間をかけてお稽古してから、もう一度観せてもらいたいです。

今後の演劇のひとつの未来を。

すばらしい企画、ありがとうございました。

もし観てみたい方は、後日録画したものがアップされるそうなのでぜひご覧下さい。