自分のセリフのこと。
相手のセリフを聞いてリアクションすること。
までは頭にあったけど、台本ってわたしのセリフを受けて相手が何を言うのか答えが書いてあるのよね。
だから相手が「素敵ですね」と言うセリフの前のわたしのセリフは素敵に聞こえるように言わないとダメなのね。
そんな事本当に思いも寄らず独りよがりの演技をしていたのかもしれない。
共演者に愛される一歩引く演技を、『いわゆるえんげきの会』でお稽古するの。
次にやる所を聞いたので、今度はセリフを覚えて行く。
小道具も持っていく。
今ならわたしが持っている台本は、朗読劇一本とこのお稽古の一本。
そして劇団スタッフとして一本。
お芝居はこのお稽古のみ。
今だから出来る。
劇団の先輩には「芦田さんには出来ない」って言われたけど、わたしはそうは思わなかった。きっと出来る！だって役者は大好きなお仕事だから。
ただやり方を間違っていただけ。
これから軌道修正してみせるって決意で胸が真っ赤に燃えています。
