メジャーデビューまでの道(はてなブログ)

日記を書く事で、自分で自分を見る事ができる。だから書いてるよ。

舞台ではじめて着物を着ます

着物、苦しいから苦手です。


仕方なく和ダンスを探してみました。


お嫁入り道具で母と一緒にひととおり揃えたけれど、結婚してから使ったのは親族の結婚式で着た『留袖』のみ。


和ダンスだって立派すぎて引っ越しの時一番の荷物になりました。


父が借金して買ってくれたのを思い出して、申し訳ない気持ちです。


娘がもしも結婚するなら(全く男性に興味がない娘たちなので諦めていますが)そっくり持たせようと企んでいます。


うちの荷物が減るから嬉しいし、買わなくてすむし、一石二鳥です。


そして、いよいよ今回の公演で、タンスの肥やしが陽の目を見ることになりそうです。


使えそうなのが、おじや紬と首里織の帯あたりでしょうか?


これだけは、この組み合わせだけは!私が二十代前半、新宿のルミネをウロウロしていたら、着物屋のお兄さんに捕まって買わされたのでした。


何年間かローンを組んで。


別に着物なんて全く必要なかったのに、断れなかったのよね。当時の私は田舎者だし(今もそれは変わりませんが)純情だったのよ。


今なら「シャーッ」て塩吹くわよ。すっかり忘れていたのに着物を見たとたん色々思い出してしまったではありませんか!


でもこのローンのおかけでですね、仕事をずっと続けて来られたわけです。


一人暮らしの上にローンですから、辞められません。


今なら田舎でもインターネットがあるから都会と変わらない暮らしが出来るけれど、当時田舎は退屈の極み。



絶対戻りたくなかったのです。東京で生きていくためのお金が必要でしたからね。



東京が世界で一番楽しくてすばらしい街だと信じて疑わなかったので、旅行には全く興味がありませんでした。



沢田研二さんも背中にパラシュートを背負って
「空を飛ぶ街が飛ぶ雲を突き抜け星になる
って歌っていましたし。


話があちこち飛びますが、絶対この着物を着てやる。


30年以上前、初任給が135千円くらいの時に何十万ものローンを払った着物を着てやるー。

?
そんな曰く付きの着物を観に来て下さいな。


シャーッ