キャスパホール入り。
文化センターから運ばれた荷物が、きれいに並べられていました。各自の着替えの場所も決まっています。
ありがとうございます。
キャスパホールからのスタッフさんの紹介がありました。こんなにもたくさんの方が必要なんですね。
八百屋舞台に立ってみると、身体は覚えています。でもそこから見える300の客席が、とても近く感じられました。
こんなに良くお客さまの顔が見えたかしらん?
そして袖が立つと、使える舞台が狭く感じます。
階段の昇り降りのために、蓄光が貼られます。
あちこちに石に見立てた出っ張りがあるので、注意して動きを確認します。
最後までセリフをハッキリ言うように、演出さんから言われました。
下駄の歯を少し低くしてもらう事にしました。4センチほどあるのを2.5センチに木谷さんに切って貰います。
【夢のような現実】の幕開けです。
ここから見る景色は最後かもしれないので、しっかり脳裏に焼き付けなければ。
袖から見る先輩方もピカピカ光っています。
今回は、着物の早替えが多いので、客席に降りて観る時間はあまり取れませんが、それでも何とか見繕って観に降りてみましょう。
もう、会社にいるわたしは、ぼんやりとしています。
暑いとか痛いとかお腹が空いたとか全く気にならない、特別な魔法にかけられた役者たち。
なるほど、乞食と役者はやめられないのは仕方のない事なんですね。
乞食って、どんな良い事があるのかしらん?好奇心がわいてきちゃいます。