メジャーデビューまでの道(はてなブログ)

日記を書く事で、自分で自分を見る事ができる。だから書いてるよ。

そうそう、ベラレーヌシステムについ

ファシリテーターの小安展子さんは、正式な継承者ではないので、あくまでもこのシステムを使ったワークショップという事でした。


「役として心の声を流し続ける」


自分で決めた飛行機の搭乗者の役をずっと流す。小安さんに肩を叩かれたら声に出して話し、また叩かれたら辞める。


横並びの椅子に5人ずつ座って、みんなそれぞれがブツブツと呟くのを、残り15人くらいで見ている。


それについて、後で色々感想を言う。


この、感想を言うというのは『いわゆる演劇の会』で少し練習出来ているので、集中してみる事が出来ました。


また、このワークショップは、インプロのワークショップとも近しいです。


ただインプロは相手との関わりからアイディアや生まれてくる物を大事にしていくのですが、今回はあくまでもひとりでした。


でも、2日目は、待ち合わせ場所で偶然幼なじみと再会するとういのを一度やりました。


きっと少し上級なのでしょうか?こちら経験者同士が手を上げてチャレンジしましたが、とても興味深くみる事が出来ました。

でも幼なじみと気が付いてからは、肝心の待ち合わせの事はつい忘れてしまって演技していました。


普通は自然にできている事も、舞台に上がると難しいという事が良くわかります。

インプロ的ではありますがセリフはなく、動作と心情がリンクしている時に本当のリアルが見えるというお稽古でした。

これは『レセプション』
というお勉強でした。


レセプションとはパンと気持ちがはっきり変わった瞬間の事です。この場合幼なじみであると気がつく瞬間を大事にするというワークです。

このレセプションが今回わたしはとても素晴らしい発見でした。人には必ず「やろう」「そうか」など気持ちが変わる瞬間があるのです。


ワーク後の懇親会では小安さんに私がこのワークを受けようと思ったきっかけ、小安さんに対するレセプションについて聞いてもらいました。

それは『片づけたい女たち』のゲネプロを大阪きら姫路まで見に来て下さり、わざわざ後で声をかけて頂き4人で食事をしながらダメだしして下さったんです。しかも誰も言いにくい的を得たダメ出しに、3人は翌日本番前に目が覚めました。


本当に助けらました。感謝感謝でした。

だからこそ長くプロとしてやって来られた人が基本にしているワークショップをぜひ知りたい!
と思ったのです。

二義的動作というワークもやりましたが、これは3時間の中では紹介程度でしたので、またこれから先チャレンジしてこのブログでお伝えしますね。

参加されている方は、声楽の方、ダンスの方、もちろん役者さん、ブランクのある方、などなど色々なジャンルでした。

ワークショップは1日3時間500円。これは一心寺の身内のシンゴさんのご協力、志のおかげです。

しかもワーク後の懇親会のビールお酒おつまみは無料という、オマケ付き。

こちらもプロで活躍されている方々の話し、東京で活躍され訳あって大阪に帰る事になった縁を大事に、これから大阪でも、もっと食べていけるシステムを整えたいという思いなどもお聞きしました。

食べていけないから、みんな東京に職を求めて人材が流出してしまう。

わたしも姫路から離れるつもりはないので、そういうシステムが出来たら、企画によっては大阪でも参加したいなあと思わせてくれました。

少し希望が持てました。

ベラレーヌシステムはもっと深めます。

大阪の宿泊先を確保したのも大きいです。


記憶をもとに一気に書いたのでまとまりがありませんが、本当に色々な気づきのあった貴重な体験で、それはわたしの中に新しい役者の引き出しの種を植える事に成功したのでした!