ネタバレなので、観劇予定のかたは注意!
大阪の新歌舞伎座ははじめてでした。駅からあまりに近くてきれいでびっくり。
舞台は大きな大きな木が中央にあってわくわくどんな風に物語がはじまるのかと思ったら群唱でした(複数の俳優が同時に同じ台詞を発語する表現)パンフレット参照です。
たくさんの人数ですから圧巻で、その台詞がよいの。
そして、うわさのパワーマイム?なのかしらん?みんなが森でそこをなにかが通ってる。オオーってかんじ
松山ケンイチさんは初舞台。映像の世界の人なのに、すごいパワー!超一流の役者さん、おそるべし。生ケンイチですよ。
東北なまりが幼虫なまりっていうことになってましたよ。セミになるとなまりがとれるの。
羽化するまでのようすのかわいらしいこと。彼女とのキスシーンは、2人のくちびる役の人がかわりに演じていました。
素人のわたしは、さぞかしむせるようなセミのなきごえをきくことになると思いきや、一切それはなく、胸に照明をあてて音を想像させるのでした。
大きなトカゲは4人の役者さんでチームになって演じていましたよ。
女王アリの「アリマスの歌」(わたしが勝手にそう名付けました)を歌うタカラジェンヌのシーンだけミュージカルチックで、歌い終わるとみんな思わず拍手をしてしまいました
その女王アリの衣装がすばらしいの。まっ白で歩くたびにゆらゆらゆれるのが本当に大きなおしりをふってるみたい。カマキリの和服とか、ミミズのツートンカラー髪型とか童話みたい。
女王アリの側近の台詞が哲学チックです。演出の西田シャトナーさんのブログをわたしは読んでいるのですがその世界観。
松山ケンイチさんは、公演のたびにきっとほんとに死んでしまうのよ
言ってみたい台詞がいっぱいつまってる脚本。わたしはリアルはたらきアリの役かな?それもよし
セミはしがみつく力がすごい