3時間20分の大作です。
1部2時間5分
休憩15分
2部1時間
ピッコロ中ホールは、こじんまりとしていて役者さんたちとの距離が近かったです。
チケット代金は2千円ですが、兵庫劇団協議会会員は半額なので千円でした。
兵庫劇団協議会でご一緒した中川義文さんも1場から腕のない役を熱演されていました!二役されてました。
神戸ドラマ倶楽部の山田ちかこさんと、午前中3時間プーティのライブのお稽古をして移動してからの観劇でした。
ピッコロ劇場近くにはうどん屋さんが一件あるだけ。混んでいたのでピッコロ内の喫茶店で腹ごしらえしました。
もう一件くらいお食事できるお店ができてくれますように。
そして肝心の感想は、さすがプロの確かな演技で最後まで見応えがありました。
ゴッホの絵をスライドで映してくれたのも良かったです。
セットも工夫されていて、とても面白かったです。
大きなキャンバスが真ん中にあり、それを床に見立てているのもおしゃれでした。
1部では色々な登場人物が出て来てシュチュエーションも変わり、賑やかでしたが、2部はガラリと変わり、ゴッホとセザンヌがアルルで暮らす日々。
2人の心が次第にすれ違い、ゴッホが狂気を帯びていく緊迫のシーンの連続でした。
ゴッホの絵が少しでも売れていたら、もっとたくさんの絵を残してくれていたのにと、残念に思いました。
そしてラストの脚本もまさにそれを嘆いているという第三者の語りで終わりました。
出演者が全員白い衣装でゴッホの死を悲しんでいました。
ゴッホだけではなく、真剣に芸術に取り組んでいる人たちへの理解や関心の低さに対する嘆きでした。
わたしの周りにはアーティストばかりですから、そんな人たちが多いように勘違いしてしまいますが、演劇をはじめるまで、全く接点がありませんでした。
少しずつでも、わたしを通して演劇や劇団に興味を持ってもらえるように、これからも広報活動をして行きます。