アトリエの天井近く一畳ほどのスペースに照明と音響の機材があります。
入団してからはじめてそこに入りました。
のぞき窓はわたしには高すぎて、箱馬に乗っての作業です。
音楽はすべて演出さんが決めて下さいました。
ふだん音楽を聴く趣味がありません。
この二年間でたくさん舞台を観てきましたが、役者さんの演技に注目するかストーリーにはいりこむかで、音や照明にまで気がまわりませんでした。
ですから客入れから舞台がはじまるときの音の上げ下げも教えてもらう始末。
小道具を集める意識やイメージは、それでも少しづつ身に付いているのか、最近は採用されることも多くなってきたのですが
今度は音。
演劇、奥が深すぎる。
今回は音響一回目という階段をのぼります。
ふりかえると少し舞台を高い位置から観ることができますように。
鳥のように自由自在に舞台をみて、ついでにみえないものまでみれるようになれるのか
そこを目指します