劇団から別役実さんの戯曲集をお借りして、声にだして、全ての役をひとりで読んでみています。
「象」「赤い鳥の居る風景」と「マッチ売りの少女」との共通点を見つけました。
雨
突然あらわれ何かを知っているふうに話す第三者
「何故?」というセリフ。このセリフをわたしの役は何度か言います。
「みんなそう」このみんなとは、善良な又は上品とも表現されています。
そして「何故?」と問われるひとは、マッチを売っていたり、原爆でうけたケロイドの傷を街でみせてお金をもらっていたり、高利貸しとして、街を転々としてお金を返してもらっていたり…
ふむ。1969年の作品ですが、古くささは感じません。
あちこちに気になるセリフがちりばめられ、それは決して気持ちのよいものではありません。
その感情はわたしにもあるから、それを突きつけられ、むうとうならされるのかしらん?
もっとこの世界に潜ってしまおう。ちょっぴりこわいけど