メジャーデビューまでの道(はてなブログ)

日記を書く事で、自分で自分を見る事ができる。だから書いてるよ。

劇団を移りました

同じく姫路の「プロデュースF」という劇団に、7月から入団しました。
 
 
 
えすぷろの朗読劇のスタッフに決まっていたので7月は、かけもちでした。
 
 
 
なぜ移ったのかお話しますと、計算したのでした。
 
 
 
えすぷろは年に二回の公演ですが、Fは年に五回くらい公演します。つまり舞台に立てる回数が多いからです。
 
 
 
もうひとつは、年齢層も20代中心の若い劇団の中で新人の成長著しいのを目の辺りにして、オーディションで役を勝ち取れるのかと、不安になったのでした。努力では乗り越えられない、見えない壁をかんじながら稽古をしていると、どんとん自信もなくなって、気がつくとうまく声をだせなくなりました。
 
 
 
Fは同世代の方が中心で、人数も少なく、すぐに役者としての舞台を用意して下さいました。
 
 
 
その舞台は、9月末です。
 
 
 
原爆の被爆者が書いた詩を朗読いたします。
 
 
はじめての読み合わせの時に、あまりの衝撃に涙で声が何度もつまり困りました。
 
 
さっそく感情をおさえるようにダメだしされました。
 
 
YouTubeで「吉永小百合 朗読」と検索していただくと、坂本龍一さんがピアノを弾いて、吉永小百合さんが朗読をしているものがあります。
 
 
 
全く同じ内容です。
 
 
 
「しょうじよう やすしよう しょうじよう」と、何度も子供の名を呼ぶだけの詩も、頂きました。
 
 
役者として30年のキャリアをもつ方々の中で、修行させていただいております。
 
 
 
劇団を変わる決心をするまでの長い間、そして昨日まで、えすぷろと別れるさびしさに、こころがまるで赤く腫れ上がって痛くて仕方ありませんでした。
 
 
さぞかし今日は辛いだろうと想像していたのに、不思議ととてもおだやかです。
 
 
まだ実感がわかないのかもしれません。よくわかりません。また自分の今後の気持ちを観察していこうと思います。
 
 
 
いろいろな気持ちを感じ続けるのが、役者の仕事ですものね