アクリエ姫路という新しいホールに、あの有名な天才歌舞伎役者さまが来て下さるという事で、大ホールは満席です。
わたしは9列目真ん中のとても良い席でした。
9000円は高いけれど、期待の方が大きかったです。
3部構成で、1部は踊りのみ。
海老蔵さんのしなやかな踊りが美しく、鈴を鳴らして観客に何やら善きものを分けて下さった感じでした。ここで10分休憩。
2部は別の方が2名で、面白い演目を見せてくれました。ここで15分休憩。
ラスト海老蔵さんの演技。しかもほんの数分。90分の公演時間のうち海老蔵さんが舞台に立っていたのは20分もなかったのでは?
めちゃくちゃ省エネの演技。手も足も顔も何もかも少しずつしか動かしてなくて。
睨みも、チャチャっとなー。
はじめは、歌舞伎ってこういうものなのかな???
セットはすばらしかったし、海老蔵さんの美貌を見ることは出来たけれど、少しも感動しなかった。
歌舞伎から派生した新劇の舞台をさんざん観てきたけれど、どの劇団もとても真摯に演技と向きあっているのに!
これが日本の伝統芸能なのか?
それとも姫路だからなのか?
歌舞伎の世界のことは知らなくても、演技の善し悪しはみんなわかるよ。
西野亮廣さんが、歌舞伎えんとつ町のプペルを、ボイシーで大絶賛していて、海老蔵さんも「観客は自分を見に来ているのだから」と、色々な役を演じられたそうですね。
真剣に一生懸命演技したのなら、歌舞伎のファンも増えるのにね。
もっと腹に力入れてくれよ。
ふにゃふにゃの小手先が粋なのか?
だったらなぜ全世界がKPOPに夢中なのか?
荒谷清美さんの演技の方が、何十倍も感動しました!!