今日も早めにホールに入ると、碧と斉藤のシーン。
荒谷清美さんの奥さんについて語るシーンは何度見ても心震えます。
哀愁がありながらコミカルな荒谷さんの演技がすばらしすぎます。いつまでも見ていたいです。
鄭義信さんが音響や照明をコンマ数秒単位、ミリ単位で調整していきます。
何もかもが職人技となっていきます。
これはトライアンドエラーで身につけたのでしょうか?
それでも日本一の演出家の技を盗めるなら盗みたい。
セリフ回しについても細かい指示が飛びます。
音が感情を助ける分セリフはただ事実を述べる。
でも最後に感情を爆発させたり、込めてみたり。
何度も何度も音の入り方、音量を指示。
もしかしたら大きなホールなら当たり前なのかも知れないけれど、劇団ではベテランの木谷さんに任せきりなので、ここまでやるのか!と驚きました。
荒谷さんのセリフでね
「ある」っていうせりがあって、普通なら「いる」っていうところなの。
あるといるの違いって何かなぁと考えてだけどわからなくて、反対語なら「ない」と「いない」なの。
ないは全くない。だから絶対あるの。
強いんだな。
自分たちの1幕通しよりも、この見取りの方がわたしには有意義です。
本番まであと2日
盗みまくるぞ。ふふ
またね