メジャーデビューまでの道(はてなブログ)

日記を書く事で、自分で自分を見る事ができる。だから書いてるよ。

『すべての四月のために』鄭義信演出

尊敬する鄭さんの作品を京都ロームシアターまで観に行きました。


もちろんピビンパファミリーもそれぞれ別の日に観に行ってます。


わたしはたまたまヨッコちゃんと一緒でした。


森田剛さん主演。


9,500円。


会場は森田剛さんのファンも多いのか?森田さんと同世代の女性も多かったです。






高いチケットのお芝居を観るのってちょっと特別感がありませんか?


だから新幹線で早めに京都まで行って、平安神宮でうろうろしていたら、人力車の人に声をかけられ、はじめて人力車に乗ってしまいました。


ひとりの場合30分7000円。


この写真の場所は南禅寺に向かう途中の野村證券別荘だそうです。


グルッとまわって貰ってちょうど開場時間前になりました。


お席は8列目真ん中。8列目って前が通路なので、背の低いわたしには特等席でした


劇は、現在から過去に移る登場シーンが本当に美しかったんですよ。スローモーションで、明かりも音楽も。


そこでガッツリ心奪われましたよね。


前半は鄭さんらしい笑いをアチコチに散りばめ、美人の女優さんたちに、あんなことやこんなことさせるってもうビックリです


休憩をはさんで後半からが目を離せないシーンの連続です。


それでもどんなに悲しいシーンでも、笑いをおりまぜるのが鄭さんの演出です。


森田剛さんは今回は振り回される役でしたが、正面を向いて長いセリフを言う時は、ビリビリしびれます。


背の高い俳優さんと並ぶと小柄で華奢なのがわかる森田さんですが、声なのか何なのか本当に魅力的な方でした。


物語も終わり現代に戻り、ラスト、死者にも乾杯をする3人の役者さんたち。


わたしはとうとう秘密に気が付いてしまいました。


鄭義信さんは、実は死者が見えるのです


今までも死者を必ず扱うセリフがありましたが、今回きっとそうに違いないと確信した。


鄭さんの舞台を亡くなった親しい方々がいつも観にいらしているのが、きっと見えるのです。




わたしも身体がなくなっても、好きなお芝居は観に行けるという事になりますやった



もちろんカーテンコールはスタンディングオベーション


役者さんたちも何度も深々と頭を下げて下さって、それにも感動しました。


そして帰り際後ろの席に座っている鄭さんにご挨拶できました


贅沢な1日でした。