わたしさ、ひなこのことわからないよ。
他人の心なんて、わからないよ、逆にわかるなんてありえないし。
母と子は一番血がこいんだよ。他人じゃないよ。
劇団のお稽古から帰ってきたわたしは、夕飯に作ったお好み焼きを娘と一緒に食べながら、娘の本音が知りたいくて向き合おうと思った。
夕方お好み焼きを作りながら、何が悪かったんだろう?何が何がと、色々勉強をしない理由を探し想像しては、その想像が、まるで本当であるかのように思えてきて涙ぐんだりしていたのだ。
そおおおんなに勉強きらいなら、もうやらなくていいよ。
そおおおんなに勉強きらいなわけじゃないから。ただめんどくさいだけ。
だってさ。