欠点が三個あった娘。提出物も出しているとうそをついていたこともわかる。
この成績だと進級できないかもしれない、進級できなけば退学を選ばなければならない。
そんなギリギリの中でさえ、夏休みの宿題をやらずにぼんやりしている娘に、ダリンも手をだしはじめる。
宿題がどれだけあるか確認するためノートを見せてもらった。3ページしか進んでいな数学のノートを見て息子が「これもこれも間違ってる」と言った。
あっ、そうか!やらないんじゃなくて、この子はわからないんだ!とわたしは気がついた。
それからすぐに家庭教師を頼むことにした。
トライのコーディネーターの方が全ての夏休みの宿題を見積もって60時間かかると言った。
特に英語と簿記の宿題がかなり重い。
娘に確認すると簿記は3級まで1学期で終っているが、最初につまずいて全くわからないとのこと。2学期からは2級に入るらしい。
とりあえず英語、数学、簿記の教科にしぼり、見つかった先生からどんどん入ってもらい、1日2時間から4時間ほどお盆も返上して、一緒に宿題をやってもらうことにした。
娘は毎日どこにも出かけず、わたしが演劇で留守の間も、先生にお茶やお菓子を出しながら、まじめに勉強している。