先日、ロードショーで「グレート ギャツビー」を観ました。
レオナルド ディカプリオがギャツビー役でした。
謎の金持ちの男にはじまり、恋した女性との再会のシーンでは、緊張のあまり奇行に走る演技。
とてもチャーミングで一番お気に入りのシーンです。
かと思えば、自分の生い立ちを、愛する女性の旦那からバカにされ、殴り殺さんばかりの表情に、わたしも震えました。
圧倒される演技力!
興奮さめやらないまま、パンフレットを買って、隅から隅まで読むと…
ディカプリオのインタビューに、ニック キャラウェイ役のトビー マグワイヤのことが書いてありました。
彼の細心の演技を絶賛。そのシーン、ディカプリオの表情は覚えているのですが、トビー?あれ、そんなに上手だったかしらん?
実は年に数えるほどしか映画を観ないので、トビー マグワイヤをわたしは知らなかったのです。
トビーへのインタビューには、ニックはこの映画のナレーションなので声のトーンを決めるのに四年かかったとあったんですよ!
そのまま書くと「きちんとしたナレーションの録音だけでも25回はやった。もちろん、その間に、発音のコーチとレッスンをしながらいろんな人の話し方を研究して、ニックに合う発音や声のトーンなどを決めていった。結局、あのナレーションの声をみつけるまで四年間かかったことになるんだ」
そうか、あまりにもニックが自然すぎて映画に溶け込んでいて、ニックにしかみえなかったんだ!
一回目は、豪華なセット、ストーリー、美しい女優さん。ティファニーの宝石。あちこち目移りしてしまいましたが
今度はニックに注目して、観てみたいです。
日本で一番今、わたしが注目している俳優さんが、窪田正孝さんです。
だって、あっちとこっちと、あの役とこの役が、別人にしか見えないし、顔も体もミリ単位で演技するんですもの。
そんな彼は、いつもテレビの放送をみるときに、いかにその世界に溶け込んでいるかどうか!をドキドキしながらチェック。というような内容を以前読んだことがありました。
主役の華のある役者さんも素敵。
でも、そんな職人みたいな役者さんにも憧れます。
あー、まだまだだっ!
練習練習。