あっという間に若年性認知症のため要介護4になってしまった夫。
はじめて付いた認定は要支援2でした。
そこから要介護の階段を上がっていき、そのスピードに追いつけずに後手後手で対応する日々。
1ヶ月ごとに変わっていく症状。
今年から小規模多機能に移って、2ヶ月は症状が安定しています。
信頼して安心して預けられます。なぜなら2名づつ変わる変わる送り迎えをしてくださる方が、そのままデイサービスとショートステイで主人を見てくださっているのですから。
はじめて3泊預けた時には涙が止まらず、とうとう一晩中眠れませんでした。
もし主人が死んでしまったら、こんな毎日になるのかと思うと、生きていけない気がしました。
そこではじめて私は主人を介護するだけになっていた事に気がつきました。
今回も3泊です。
主人が居ないことに多少開放感もありますが、淡々と過ごしています。
前回は主人に対しての罪悪感がありましたが、それも無くなりました。
だって家に居たら一日中ベッドから起き上がる事もありませんが、施設で過ごしたら昼間は椅子に座り他の利用者と過ごせますから。
1ヶ月ごとに進行する病状に間もなく死んでしまうのかという恐怖に囚われていました。
しかしまだまだ要介護4。しかも現状維持を目標にして施設の方々が必死でお世話をしてくださっています。
今までは介護の事など何もわからないのに、わたしが司令塔になっていました。
でも今は施設と自宅と病院と、三位一体で主人のお世話をするチームの一員の中の、わたしの役割は在宅部門と自覚しています。
家であった事を事細かくノートに書いて連絡するようにしています。
わたしはわたしの人生を再び始動し始めました。
まず毎週土曜日に放課後等デイサービスでまた働きはじめます。
パートのフルタイムは6時間なので、ちゃんと一人前として働けます。
施設と連携すれば、予定が組めます。
悲しみと恐怖から解放されました。
さあ、今週主人のショートステイは残り1泊。自分の時間をどう使いましょう?
昨夜からいくら考えて思い浮かばないので、とりあえず今から外に出てみます。
お腹が空いたの一人でランチしようかな?