1月20日閉店する古本屋、姫路の「書肆風羅堂」さんがオープンマイクをすると、知り合いから聞きました。
ふと、言ってみようかな、と当日の夕方、思ったのです。
去年公演した『夢十夜』の台本を一応持って出かけました。
狭い店舗は、入ったとたん熱気でメガネがくもってしまいました。
ギター片手に弾き語りをする方が多かったです。みなさん3曲くらいずつ歌われていました。
オカリナを吹く方。自作の詩を朗読する方。本の朗読など。
みなさん、聞きにきたのではなく、何かをやりにきてるんです。
あちこちでライブを定期的にされているアーティストさんばかり。
その空間にいたら、世の中の誰もが何かのアーティストなんじゃないかと思えてきます。きっとそうなのでしょう。
顔見知りの方もちらほらいらっしゃいました。
カラオケの順番を待つみたいに、気軽にみんな参加してる。むしろマイクを取り合う勢いよ(笑)
わたしはマイクを使って読むのははじめて。
なんとその場にいた方が、即興でギターで伴奏をして下さいました。
劇団の公演とは違う緊張がありました。
他のアーティストさんたちは、楽しんで演奏されてたのに、そこまでの気持ちになれませんでした。
まだ肩が緊張しています。
今回の役は、脱皮するお母さん役。
なんか今、わたしも脱皮したくなりました。
たくさんのアーティストさんが、その古本屋さんでライブをしたり、また、いつかやりたいと思っていた場所で、読ませてもらえたこと、感謝致します。
ありがとうございました!