鯛焼本舗遊示堂東駅前店で、よく鯛焼きを買っていたけれど、ダイエットをはじめて4ヶ月一度も寄らなかったの。
なぜか心の糸がプツンと切れてしまったの。珍しく誰も並んでいなかったからね。
「ここで一個食べます、残り二個はお持ち帰りで」と注文。
脇のベンチに腰かけ、焼きたてではなかったけれど、ほんのり温かいのがちょうどよかったな。
食べたら泣けてきたよ。泣くほど嬉しかったわけでもなく、泣くほどおいしかったわけでもなく。
ああ、こうしてわたしは後少しのところでいつも挫折してきた気がするって思ったら、泣けてきた。
自転車をこぎ出す時に、顔見知りになるほど通った店長さんが、優しく「ありがとうございました」と声をかけてくれたの。
(もしかしたら、彼はわたしの事が好きなのかもしれないな)なんて思って元気を出そうとしたよ。
辛抱がないのよ。あと一踏ん張りができないのよ。
もう色々疲れてしまって、何をしたなら元気が出るのかわからないよ。
それでも、みんなとの共有アプリにたい焼きを入力した自分の生真面目さにあきれながら。