とても集中して5時間観ることができる映画でした。
ひとえにダブル主演の菅田将暉とヤンイクチュンが魅力的だったからです。
そしてボクシングの試合のシーンも見応えがありました。
ただ殴り合ったり、殴られる事が友情なのがどうしても理解できませんでした。
菅田将暉は父親が自殺をし母親に捨てられ孤児院で育ち、孤児院でもいじめにあう。そして振込め詐欺の仲間に入り捕まって少年院から出て来た時、ボクシングと出会うという設定です。
演技はもちろん上手です。容姿端麗。彼はとても優しさく品良く見えました。それがスターの作品になってしまったのが残念です。
もし彼ではなく不細工な俳優がこの役をやっていたらどうだったのかな?観る気になれたかのかな?それとも返ってより新宿新次の生い立ちが現実的に見えたのかな?
菅田将暉と何度も濡れ場(R15指定なのでかなり過激)を演じた木下あかりは、わたしはこの映画ではじめて名前を知りました。彼女の方が等身大に見えました。
作品よりも菅田将暉カッコエエが勝っちゃったなという感想でした。