公演前後は、facebookや劇団のブログも更新するので、内容が重なります。
反省会で演出の小林さんが「クリスマスにはベートーベンの第9を聞きたくなるように、夏には井上ひさしさんの原爆のお芝居を観たくなる」
そんなすばらしい台本に、色々な世代で一緒に向き合えました。
本番5回のうち、一度客席から観ることができました。
内容はわかっていても、何度観ても良いものは良い。全員で順番に「山津波」「高潮」「勝利」と叫ぶシーンの迫力。
少年が流れ星を見つける。あの流れ星は何を象徴していたのでしょう?
友人や家族の死、希望、自然に対する無力感、人間の愚かさ、それでも生きていこうとする逞しさ。
ラストでじいたんが、自分よりも先に亡くなった少年たちの墓石を作り、その名前を呼んでいく所。じいたん役のひさたにさんも感情が高まり涙が流れたそうです。
原爆の威力ではなく、被爆者一人一人に確かに人生がありました。