今は手元に、自分の役の台本がないので、朗読の練習もかねて、本を声を出して読んでいる。
一文字一文字はっきり聞こえるように読んだら、顔の下半分の筋肉全てを使っているのがわかる。
先日まで確かにあんなにフミエのセリフの練習をしていたはずなのに…
それだけあの役のセリフも、滑舌がいい加減だったことに気がついた。
朗読は役がついて、その役の練習に追われていても、たとえ少ない時間でもやらないといけない。
「あえいうえおあお」や『外郎売り』は言っていても、伝えようという意識に欠けていたら、やらないのと変わりなかった。