プロデュースFの次回公演は、戦争や原爆の悲惨さを語り伝える「あの夏」第4弾として
『はたしのゲン』をやることになりました。
紙芝居でこの作品を紹介されている作者から、原作を安く購入したのを、まだ台本の形ではありませんが、みせてもらいました。
声を出して読んでみました。
少年ゲンに次々に襲う戦争の牙。
その1つだけでも大きな悲しみなのに、立ち直り、また新たな困難を解決する。
とても力強い作品でした。絵にもその強さがみなぎっています。
今回はプロジェクターで紙芝居で使っている絵を映像にして流しながら、キャストが説明セリフをつけます。
表現が過激だから、図書館で閲覧制限がかかったと最近話題になりました。
ショッキングなシーンばかりです。今の日本では考えられないような、生きることで精一杯の時代。
それは実はそんなに昔ではなく、油断をすればまた将来同じ過ちをくりかえすことになるかもしれない。
戦争は人を狂わせるのでしょう。ひどい人間も出てきます。でもその人間も戦争でおった心の傷が、良心をくもらせてしまっただけなのです。
憎むべきは戦争であり、原爆であることを、あの夏3年目の芦田檀は、積極的に訴えます。