メジャーデビューまでの道(はてなブログ)

日記を書く事で、自分で自分を見る事ができる。だから書いてるよ。

うれしいって

うれしくてこんなに泣けるとは思わなくて

うれしいは、ありがとうだったんですね。

きがつかなかった。きのうまで。

わたしね、峠三吉さんのテキストに負けて、チケットを売りながらも、迷っていました。

むずかしいことば。重い内容。

たのしくもおもしろくもないのに、観にきてと強くは言えず、興味のある人に来てもらう作品なのかと。

本当は興味のなかった人にこそ、来てもらうべきだったのに。

本番前日、いつものお芝居にくらべ、予約の状況もおもわしくありませんでした。

がく然とし、後悔したけれどもう遅かった。

気がついたら、前の劇団の人に電話していました。

ただ、聞いてもらいたかっただけなのに、すぐに「行くよ」と言ってくれ、四人もあつめてくれました。

ダリンはどうしても仕事がぬけられなかったのですが、かわりにダリンのお兄さんが。

雛子も、ひとり自転車にのってきてくれました。

会社の人も、急だったのに、たくさんきてくれました。

今日は、お礼を言ってまわりました。

何度もご夫婦で、みにきて下さる方は

「今までで一番よかった」とおっしゃいました。

お客さまの感想を、かってに自分で決めてしまった間違いに、気づいたこと。

そして何より、自分のために何かをしてもらった時に、うれしいと一番感じるんだ、と知ることができました。

この暑かった夏

朗読の中に

「水、水だわ、ああうれしい、うれしいわ」

というセリフがあり

のどがかわくたびに、いくらでもお水がのめるしあわせを、思いましたが

その時のうれしいは、お水をもってきてくれた人への、感謝だったんだなぁと、

今はおもいます。