「サド侯爵の演出のもとにシャラントン保護施設の演劇グループによって上演されたジャン・ポール・マラーの迫害と暗殺」
劇団 風斜 第60回記念公演
神戸アートビレッジセンターホールにいってきました。
精神を患っている演技で、どんどん役者さんが入場してきて、
いきなり両手をギシギシ切り落とされ、首も切られるというショッキングなシーンではじまりました。
舞台中央の浴槽に終始つかって演じ続けたのは、マラー役の北村一輝似の濃い顔の役者さん、衣装の布の量少ない。
でも、存在感ありまくりでキラキラ光っていました
夢遊病的コルデーが話すシーンでは、肉感的ボディーを、色情狂デュペルがセットで出てきて、おっぱいもみまくる。出てくるたびに、デュペルがセットでー!
それを気にせずスンとした顔で台詞いう度胸、かっこよすぎます!
サド侯爵は、コルデーに「鞭で打って」と頼んで、上半身裸になったら、ナイスボディー。
隅っこですっぽんぽんになってる男性発見。うしろ姿だけでしたが。
いえ、まったくいやらしくないのですよ。ただ、それを観ているハピイさんが、Hなだけです。
すごい台詞の量を、早口で言い、内容も難しかったのか、よくわからない演劇でしたが、
セットや、客いれの音楽が素敵で、すでに開演前からわくわくしていたので、内容どうでもよいわ。
4人の女の子は、台詞ではなく歌と奇妙な動きで、アンサンブルでストーリーをひっぱっていくのです。
4人のシーンは、マラーの次にお気に入りになって、目がはなせまんでした。でも、やっぱり何を言ってるのか、わからなかった。
ことばなんて記号よ。感じるのよ。
もと神父の、色白お肌つるつる、狐目おとこ前風味男子は、最後、コイツいっちゃってる系演技をみせつけてくれました。
休憩10分入って2時間50分、パンフレットで数えたら27名が、舞台にいる状態。
台詞のない役者さんも、気を抜かずに立って演技をし続けていました。
この舞台を作った演出家が、きっと影のサド侯爵と断定します!
その場では、何を自分がみたのかわからなかったのですが、一晩ねかせて考えたら、エンターテイメントをみたんだなあ。めちゃ楽しかった。