いつもの時間に稽古場に行くと、すでにセットが組まれておりました。
20日から立ち稽古と聞いておりましたが。一気に本番を意識して、かなり集中しました。
朗読劇なので、たち位地や座るところ、少し移動するところを順番に決めていきました。
わたしが読む内容は、現実にも子供が3人いるからでしょう。母親の心境が、多いです。
実はあまり母性には自信がないと思っておりましたが、いざ声を出すと、子供たちのことを意識せずにはおれない事に、びっくりしました。
そう、家で練習するたびに、なんどでも自分の子供を失う心もちになるのです。
これはキツいけれども、もっとキツいのは、泣かないこと。
えすぷろの初舞台での少女役、そして次のセンジューロー役の時も、家で練習すると泣けてくる台詞がありましたが、そんな台詞も人前では、たんたんと言えました。
今回は、人目があっても読みあわせでさえ、一度もうまくいってません。でも本番では涙も声がふるえることも、許されません。
よし!必ず、このループから抜け出す方法を見つけるのです!
今は涙枯れるまで読む作戦なのですが、こんな原始的なやり方じゃだめかしらん?