彼は来年1月公演の「寿歌」ゲサク役で客演としてけいこちゅう。
日曜日7時10分すぎ、みな彼が現れるのを今か今かと待っていた。
小林さんが
「足音がきこえたわ」
「あれ?違ったみたい、やはり電話してみて」
そこで舞台監督が電話する
「今、下についたらしい」
うーん。ありがちなパターン。
彼のその日のスケジュールは、午前中は10月公演の別の劇団の客演けいこ。
午後はバンドの練習
そして、F
すげえ、うらやましいぜベイベー!
さっそく読み合わせ。声でてますがな。小林さんとの丁々発止のやりとりに、あたいは圧倒されっぱなし。
「勝負じゃ、剣を持て、余はダルタニアンになるぞ!」
ここで全員大爆笑。
「ダルタニアンなるぞ!です、もうなってますから」
「家でずっとダルタニアンになるぞ!で練習してましたぁ」
もう、ここからは彼がいい間違えるたびに、みんな大笑い。
さすが、姫路一のってる役者は、なにをしても愛される。
「寿歌」は女性演出さんなのだが
「うん、おもしろい」と、ご満悦。
キャリーぱみゅぱみゅの曲に合わせて、せりふを合いの手で入れるのがなかなか難しいと言えば
舞台監督に「君は音楽家なんだから、できる。簡単だ、やれる」と何度もいじられてるし。
「倒れていても、合いの手だけは入れて下さい」
「そこはジャパネット高田社長みたいに説明して」
とさまざまな要求を宿題としてお持ち帰り。どう練習してくるのか、たのしみ
その日のけいこは150分。キョウコ役はダブルキャストなので、ふたり違った魅力を感じたりと、聴いていただけなのに充実した〜
家でなんども読んだ脚本が、一度役者の声で聴いてしまうと、こんなにも立体感がでるのか!
この劇団のお芝居づくりを勉強させてもらっているが、なんかめちゃ、おもしろくなりそう