姫路文化センター小ホールで、はじめて文楽を見ました!
(写真は自由に撮らせてもらえました)
こちらはお出迎えしてくれた人形です。
役者のわたしからすると、なぜ人形を3人がかりで動かすのか?自分で演じてしまえば楽なのに。
男性3人が息を合わせ一体の人形を動かすのですよ。しかも女性を。
台詞らしきものは別の男性が床という張り出た場所で独特の節で読みます。
舞台下手には字幕付き。
音は三味線。
舞台セットは人が通って人形を動かせるようになっています。
チケット3500円でした。
三幕で途中15分ずつ休憩が入り2時間半。
パンフレットは500円で、とても美しい写真と歌詞解説付き。
幕ごとに台詞を読む人と三味線を弾く人が変わり、とても多くの方が出演されていました。
当日ふらっと見に行ったので一番後ろだったのが残念です。もっと近くで人形の細かな動きを見たかったです。
台詞を読んだのは一場ひとり二場三人三場ひとり。
三場は長かったのですが読みが上手で字幕を見なくても声を使いわけわかりやすかったです。
パンフレットによると歌舞伎以上に人気を博していた時期もあったそうです。
人形使いと台詞と三味線という違うジャンルの人たちで作り出す世界に圧倒されました。
人形使いは職人芸の極みです。
人形の動きだけで感情を表すのですから。
役者は台詞や顔の表情に頼りがちですが、もっと身体を使った表現にも興味があります。
字幕があるのですから、きっと文楽は海外でも人気があるのかもしれません。
オペラも字幕を使って日本で上演されるのですし。