メジャーデビューまでの道(はてなブログ)

日記を書く事で、自分で自分を見る事ができる。だから書いてるよ。

聞かれたこと

公演前には必ず美容院に行きます。


担当の美容師さんに何度か
「一度舞台に立ってスポットライトを浴びるとやめられないんでしょう?」と聞かれます。


「そうかもしれません」といつも答えるのですが。確かに本番前の緊張と終わった時のほっとした瞬間の起伏は、日常では味わえないですものね。


でも、お芝居を作っている時も楽しいんですよ。


セリフを覚えるまでは大変ですが、覚えてから口にセリフがなじんできて何十回ではきかず、百回以上言っているうちに、沸点があって、無意識で、あぁこんな気持ちなんだわと、役と混じれた時、とても嬉しいんです。楽しいというよりも、やっと会えたみたいな。


で、そう思っていても、また衣装を着て舞台のセット音響照明と合わさると、役と一緒にいられるみたいな感覚でしょうか?もっと近く感じます。


美容師さんには、まだ答えられていませんが、わかってもらえるかしら?


他にも、仲間と1つの目標に向かって作ることとか、他の役者さん同士の本番の時の微妙な即興を楽しむとか。


まだわたしはお客さんとの息を合わせることは出来ていないかも?


舞台の上のことだけで精一杯です。


お客さんを操れるそうでよ。他の劇団の大先輩にお聞きしました。


それでも「あの夏」の時だけは、ストレートにお客さんの気持ちが伝わってきましたが。


すすり泣いているのが聞こえてきて、もらい泣きしてしまって、叱られました(笑)


もっとたくさんの人が、演劇に関わってくれたらいいなぁと思います。


日常に演劇(もしくは表現)があると、自分の人生が二倍になりますよ。


はじめて体験したら、全ては理解できなくても、少しづつ見えてくるので。


わたしは5年目です。早く一人前になりたくて焦っていましたが、そう簡単に一人前になんかなれないんだということが、大先輩と一緒に作っていたら、いやと言うほどわかります。


ただ毎回その時のベストを尽くすだけです。


「まるちゃん酢」では演じる以外にも、構成とか演出のごくごく簡単なものですが、お勉強していってます。


失敗ばかりですが。


遊びとか趣味というよりも、こっちがわたしの人生の本業らしいです。