夕方6時マンションの坂を自転車で下る。
風が心地よい。
坂の途中、子供会でよく顔を合わせた女性とすれ違い「こんにちは」と挨拶をかわす。
空は雲の方が多い。
蝉が鳴いている。
もし今『エノラ・ゲイ号』が落ちてくるのが見えたらどうしよう?と考えながら自転車をこいでいたら
劇団に着いた。
今日は劇団員が全員そろった。
キャスト10人のうち、ふたり欠席。
遅れて来る人と休んだ人の分を、代読させてもらった。
声を出して読むのが、わたしは好きなんだと再確認した。
ただ、自分がうまく読めているのか、どんな読み方が相応しいのか、まだまだ判断できない。
帰ってから、また声を出して台本を読んだ。
他の本ではなく、公演前なのだから、これからは台本を読もう。
キャストではなくても、読もう。一緒に作ろう。
Fの舞台にはじめて立つ若い何人かのキャストは、セットが完成し映像が入り、照明も少しついて、とてもうれしそうだ。
これで本格的に照明と音響がついたら、ますますキャストの気持ちがのってくるね。
舞台を作る事にこうしてすぐに参加できることに感謝。