ひとこと
おもしろかったぁ!
わたしの世代にはビンゴでございました。
脚本はケラリーノ・サンドロビッチ
しかも岸田國士戯曲賞をとった作品。
あのシュールな笑いはなにかしらん?と思ってWikipediaで調べたら「シリアスコメディ」というジャンル。
ほぅほぅ。
だって死んだんじゃないの?と思いきや生き返る。
指が切れて落ちたし!でも、今までの流れからいくと…やっぱ、くっついた(笑)
わかっているけど笑える場面がたくさん。
それはひとえに、女優さんの演技力、セリフの間ですね!
石田えりさんの役は、精神的に危ないのですけど、なぜかとてもチャーミングに見えました。
松田美由紀さんは、冒頭延々と電話で話しているのですが
(電話の演技は難しいのを、バルタンで思い知らされたわたしは)
飽きさせない生き生きとしたセリフにさすがプロと感心。とてもすてきな声に、すっかりファンになりました。
山口美也子さま。すごい存在感でした。話し方に特徴があり、目が不自由で陽気な役。シリアスコメディ=こわおもしろい にピッタリな女優さん。
場面は、とある国の海が見える豪邸のリビング。ここだけで事件がいくつもおきるのです
1場から8年後に2場。その8年後に3場という設定。
小劇場でもやれるかも?と思うと、より真剣に観てしまいましたよ。
石田えりさんが演じた役、わたしもやってみたいなぁ
二時間半、たっぷり楽しみました。
兵庫県芸術文化センターは演劇だけでなく、音楽やバレエ落語など、たくさんのジャンルを大中小のホールで常に公演しています。
西宮北口から直通の通路もあり便利なのか?土地柄なのか?この劇場での観劇に慣れている方が多い気がしました。
終わってからも拍手がなりやまず、まさに女優という感じの四人が、カーテンコールで出てきてくれました
演じていた役とは違う顔でした