本番まで残り2週間を切りました。
前日の続き、小学校3先生の男の子が生まれてはじめて活動を観て、興奮してしまう楽しいシーン。
その興奮をうまくお客さまに伝えてられないタテキさんに、演出さんが特訓です。
汗でベトベトになった床やイスを除菌しながら、何度でも出来るまで見本をみせています。
セリフの合間に息を吸うのも忘れて怒鳴るのだけど、最後1番興奮する所で、力尽きてしまうようです。
後ろに並んでいる観客役のわたしたちみんなも、心の中で(カズキ頑張れ〜)と応援しながら見守っています。
そんな優しい世界。
高校生や大学生も、美人ダンサーさんたち、キャリアのある演劇人も、プロも初心者も、そしてわたしも、みんな同じ板の上で、同じ世界を生きている、そんな世界。
観るんじゃもったいないよ。
出なきゃ損。
衣装のエリカさんは、木曜日から月曜日まで姫路で、月曜日からはお住まいの名古屋に帰られます。
ですから、急遽決まったお葬式のシーンに参列する女性の衣装合わせのために、早めに集まり各々が用意した衣装を見て頂きました。
わたしはお嫁に来る時に、母が作ってくれた安物の喪服セットが、ここではじめて役に立ちました。
安物なのでペロペロだから、お花役の衣装の上に羽織るのにピッタリです。(ありがとうお母さん)
若い頃、嫁入り道具として着付けを習っていた時の、襦袢を中に着ているように見せる【なんちゃってのエリだけ】を発見!
エリカさんに訊ねると
「その方が楽、中に白いもの着て脇から肌が見えないようにして」
とアドバイスを頂きました。
100枚?くらいの衣装と、お着物の小物まで、次々1920年代風にそろっていきます。
長いハンガーには、チョイ役ばかりなのに、わたし用の衣装が名札を付けられ、5枚もハンガーに吊るされて並んでいます。
こんな事は、生まれてはじめてです。
ちなみに1回目は黄色いてんとう虫、2回目はバスガイドだったので、お着替えしなかったの。
(カッコイイじゃん、まゆみちゃん!女優だよ!)
ねぇ、本当に楽しいから、演劇は観るより同じやるなら、出なきゃ損損。