本屋さんで平積みされていました。
直木賞受賞作とあったので、劇団で使えるかもしれいと購入しました。
まだ40ページしか読んでいません。
理髪店に来た客が主人公でありながら、髪を切ったり、シャンプー、髭剃り、マッサージをしながら店長が歩んできた道のりを語り続けています。
思い出すのは、わたしが幼い頃通った床屋の事、その時の匂い。
近くに二軒ありました。
一軒は当時子供は700円くらいで、払うと10円玉を5枚セロテープで貼り付けたものをくれました。
もう一軒は70円だったかな?
子どもにとっては嬉しいお小遣いでした。そんなサービスは北関東の流行りだったのか?結城のその二軒だけだったのか?
結局床屋は衰退して美容院にとって変わったからか、どちらも店舗はすでにありません。
この本の内容を懐かしく思い出せる最後の世代かもしれません。匂いまで記憶が蘇ってきます。
声に出して読んでいます。滑舌の稽古になります。
明後日からの東京行きの新幹線の中や、ホテルでも読むつもりです。
声に出して読んでみると、イやエの発音が少し甘くなっていました。
しばらく『へ』の口をしていました。
でもちょっとの間思いきり『ヘ』でいたら、今度はうまく笑えなくなってしまいました。
笑顔で使う表情筋と『へ』の泣きそうな顔の時に使う表情筋。
ホットヨガで今鍛えたり伸ばしたりしている筋肉と同じです。
表情筋も鍛えないとね。
でもあまり眉を上に上げると、額にシワができてなかなか取れなくなるので、要注意。