後はブラッシュアップです。
年明け入院して出られなかった2回分のお稽古で、音と照明が整理されて、かなりシーンのメリハリがついて来ました。
でも一番驚いたのはキャストそれぞれが役として生きはじめていた事です。
こうなるともうわたし程度のなんちゃって演出の出る幕はないかな。
ただ嬉しく見させてもらっています。
ちゃっかり小林さんに演出補助をまたしてもお願いして、色々アドバイス頂いております。
大先輩ですから肌感覚で違和感を感じられるし、それをどんな表現に直すか、そこは絶大な信頼を寄せておりますから。
という事で、今回も参加者全員がわたしの頼りなさを補う形で日々作品は進化してくれています。
劇団として少しでもお客さまに楽しんでもらえる公演になれば良いのです。それが最優先です。
「わたしなんか……」の代表みたいな芦田檀さん。50代半ばで身長141センチで丸くて、身体弱くて。だけど女優になるって決めたら、女優になれましたよ。
『誰でもやりたい人がやりたい事をやっていいんだよ』
やりたいか?やりたくないか?
いつだってそれを自分の心の奥にたずね続けて進みます。