メジャーデビューまでの道(はてなブログ)

日記を書く事で、自分で自分を見る事ができる。だから書いてるよ。

認知症カフェで落語会

主人の認知症のために、仕事と演劇を辞めたわたしは、どこにも居場所がなくなりました。

 

必死でたくさん居場所のタネを撒きました。

 

認知症カフェも落語も年上の方が多かったのだけれど、誰かと繋がりたかったの。

 

落語の発表会を観にきて下さった認知症カフェの方に「ここでわたしに落語を披露して欲しい」と、何度も頼まれました。

 

全くの初心者ひとりではできる気がしなくて、落語教室のLINEでお声をかけさせていただきました。

 

わたしの他に3名が参加してくださる事になり、5月19日に、神寿落語会が開催される事になりました。

 

こればかりは、わたしが居ないとありえなかったコラボです。

 

自分がここまで進んだ道で合っていたのかな?

 

落語の発表会を観にきて下さった子ども食堂のボランティアの方も、落語教室に参加してくださいました。

 

タネに2年間水を与えたら芽が出てきたみたいです。

 

どんな花が咲くのでしょうか?枯らさないように大事に育てたいですね。

 

 

新学期ですね

わたしの職場(放課後等デイサービス)にも新しい先生が2名入られました。

 

新しい生徒も7名入れ替わりました。(常時50名ですが、毎日全員ではなく交代で十数名受け入れています)

 

子どもたちの送り迎えがあるので、わたし以外の先生方は、子どもたちの自宅や送迎先を憶えるのも業務です。

 

生徒には何かしらの特徴があるので、一人一人対応は変わってきます。

 

職員も、新しく入った子どもたちの性格を見極める時期です。

 

いつの間にか、この仕事も(出勤日数はわずかですが)2年になりました。

 

先生と呼ばれるので、教育現場でもあるし、福祉でもある職場です。

 

昨日、子どもたちも慣れない環境で戸惑っていました。

 

それをどう制したらよいのか、わからなくて困りました。

 

今朝早めに行って管理者に尋ねて、病気もしくは障害(あまり好きな表現ではありませんが)の子どもの特性が出た時の対処方をアドバイスして頂きました。

 

YouTubeで毎日、介護と精神の病気について学んでいるつもりでしたが、現場で咄嗟の時には何も通用しません。

 

ひとつひとつ経験する事でしかキャリアになりません。

 

出勤日数や出勤時間が少ないので、いつまでも新人です。

 

わたしは好奇心の塊なので実はとても楽しいです。

わたしも人と比べて劣っている所が多い人間です。年齢的に瞬発力や体力や記憶力も減ってきました。

 

60歳を過ぎて日々成長できる仕事に就けていることに、感謝です。

 

 

 

住む所は恋愛と同じでした

人が家に訪ねてくれるのは好きです。

 

わたしなりの小さなおもてなしを考えるのが好きです。

 

来られた方に「なんか落ち着く」と言われる事は良くあります。

 

おしゃべりしていたらあっという間に時間が経ち、慌てて帰られる方が多いです。

 

わたしはこの部屋に選ばれたのではないかという思いが拭えません。

 

はじめてこの部屋を内覧した時、一目惚れでした。

 

この部屋はモデルルームでこのマンションの最後の一室でした。

 

この部屋だけ空いていたのです。

この部屋は人が来てくれるのが好きな部屋で、そしてわたしも同じ性格なので、わたしを家主に選んだのではないかと、気がつきました。

 

そう思うと、家に住むというのは恋愛や結婚そのものかもしれません。

 

賃貸が恋愛で、持ち家が結婚です。

 

わたしは家とのマッチングアプリを見るのが好きです。

不動産サイトで物件を見るのが趣味です。

 

浮気者ですね。

 

 

 

寝たきりでもしあわせ

主人は今の小規模多機能で、週末に泊まるのが日常になってきました。

 

だますと信頼されなくなるので

「今日から2つ泊まってきてね」

と、朝施設に向かう時に声をかけるようにしています。

 

先日は、がっかりして泣き出してしまいました。

 

もうわたし一人では車椅子での外出は難しです。月に2回ある訪問診療の日は、お昼に内科のお医者さま、15時ごろ歯医者さんなので、その日は一日家にいる事になります。

 

そうして一日ベッドの上で過ごすと、翌日施設に行く前には、痛がります。関節が少し固まってしまうのかもしれません。

 

それをふまえて家から出ない日が2日続かないようにしないと!と思っています。

 

週末のお泊まりから家に戻ってきた月曜日は、何を思うのかさめざめと泣くのです。

 

(かわいそうに かわいそうに)

決して施設が居心地悪い訳ではありません。

素人のわたし一人でおむつ替えされるよりも、安心ですし、大勢の方に囲まれて刺激にもなりますね。

 

主人は月曜日に帰って来ると、大好きなお肉をたくさん食べ、それはそれは嬉しそうに穏やかにテレビを見ています。

 

仏様のような笑顔です。目も優しそうです。

 

それが木曜日くらいになるとブスっとしたり介護拒否が強くなるのです。

 

わたしは気がつきました。

 

多分家に居ることはしあわせなのです。

 

でもずっと家にいると、そのしあわせを忘れてしまうのです。

 

しあわせになる方法は、あの『青い鳥』のお話しそのものなのです。

 

水道が使えたり、家があったり、家族がいたり。

『当たり前じゃなくて有難い』

と、頭では決してわからないことを、主人は毎週体験しているのです。

 

だから、寝たきりだって実は主人はしあわせを毎週噛みしめているのです。不幸では決してなかったのです。

 

 

映画『52ヘルツのクジラたち』

テラッソ姫路では、ロードショーは明日までなので、観に行きました。

 

本日は17時25分〜の回のみです。

 

水曜日は誰でもチケットは1300円。わたしは60歳以上同じく1300円。

 

春休みなので学生がたくさんいたけれど、第8スクリーンではありませんでした。

 

この映画を観ていたのは、数えたら11人かな?

 

内容は予告では虐待がメインなのかな?と思いましたが、意外な展開で面白かったです。

 

志尊淳さん宮沢氷魚さんの熱演。ただこのお二人の役には共感できませんでした。原作だと違和感がないのかな?

 

杉咲花さんの素晴らしい演技は見応えがありました。

 

元アイドルの西野七瀬さんのアバズレっぷりが堂にいっていてびっくりでした。

 

毒親役といえば真飛聖さんです。怖くて震えます。

 

親友役の小野花梨さんが、とても自然な演技で素敵でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつだって交差点には奇跡が宿っているのは本当らしい

先日、姫路駅前までの大きな通り『大手前道り』を自転車に乗っていた。

 

大きな信号機で待っていると、向こうから突然知り合いが現れた。

 

劇団の先輩で先に退団している。近況報告しようとしたら、わたしの事情を良くご存知だった。

 

「田中先生のご自宅でマンツーマンで朗読を教えてもらってるんだけど、一緒にやらない?」 

 

田中先生とは劇団の朗読講座の先生で、もとは先輩の知り合いで、劇団で朗読を教える事になったらしい。

 

わたしは劇団を辞めてからも、朗読のお勉強は続けたいと思っていたので、ぜひにとお願いした。

 

しかも月曜日の昼間なのだ。

 

月曜日はホットヨガはないし、編み編みクラブもない。できたら月曜日に何か用事が欲しかったので、月曜日と聞いて2度驚いた。

 

劇団の頃はメールでやり取りをしていたので、LINEさえ繋がっていなかった先輩からのお誘い。

 

先輩に一緒に歌をやらないかと誘われていた友人。久しぶりに聞く名前。でも音楽は苦手なわたしには関係のないお話し。

 

先輩は演劇よりも歌の方に興味があるのかと思った1週間後くらいの出来事だった。

 

交差点でキョロキョロしてみてね。きっと会いたい人が耳寄りな話をお土産にして、突然現れるから。

 

 

7回忌のお茶

主人のお母さん(お姑さん)が亡くなって、先日7回忌が本家で行われました。

 

家で法事ができるなんて広いお家です。

 

今までは本家のお姉さんが、来られたお客様に温かい緑茶を🍵出してくださっていました。

 

でも今年はなぜかご夫婦揃ってこう言います。

「今年はまゆみちゃん式で紙パックのお茶コーヒージュースから、好きな飲み物を各自取って貰う事にしたの」

 

まゆみちゃんとは、わたしの事です笑。家に姪っ子や本家のご夫婦を招いた時、とても一人一人に対応して飲み物を出せる気がしなかったので

 

スーパーで色々な種類の紙に入った(缶に比べてゴミも減るので)飲み物➕炭酸水(こちらは炭酸の関係でペットボトルです)から好きならものを選んでもらいました。

 

片付けも食器を洗う手間が省けますね。

 

これを『まゆみちゃん式』として、ご夫婦はひどく気に入って、目からウロコだったらしいです。

 

元々はお兄さんが、会社でわたしに毎回ペットボトルを買って出してくれたのを真似ただけなんですけどね笑